祭竒洞

姑らく妄りに之を志す。

ヴィイ調査ノートに関する記事・分岐点

『新版 ヴィイ調査ノート』に関する各情報については下記リンクをご参照ください。 『新版 ヴィイ調査ノート』概要 anachrism.hatenadiary.com 『新版 ヴィイ調査ノート』通販について anachrism.hatenadiary.com 『新版 ヴィイ調査ノート』補遺 anachrism.h…

ヴィイなんでも入門

ヴィイについて日本でいちばんくわしい同人誌と言い張っている『新版 ヴィイ調査ノート』ですが、168ページほどあるのと手に入れる方法が限られていることから、ヴィイのことを手っ取り早くざっくり知るにはあまり適していないかもしれません。 そこで自分の…

新版 ヴィイ調査ノート 補遺

麻野嘉史『新版 ヴィイ調査ノート』(祭竒洞、2018・第2版)の補遺を下記の通り公開します。紙媒体にあった図版は省略しております。なお、同書についてはこちらhttps://anachrism.hatenadiary.com/entry/20180106/1515213168通販についてはこちらhttps://an…

『新版 ヴィイ調査ノート』頒布等のお知らせ

長らく放置して、思い出したように再起動する。 それがこのblogの良いところ。 本年もよろしくお願いいたします。『ヴィイ調査ノート』のさらなるバージョンアップを行いましたので、 遅ればせながらご連絡いたします。 過去の『ヴィイ調査ノート』(初版・…

『新版 ヴィイ調査ノート』通販について

ウクライナ・ロシア妖怪ヴィイを調べ倒した同人誌『新版 ヴィイ調査ノート』(内容はこのエントリ参照)は現在のところ、即売会および鳥取市内にある定有堂さんに数冊置いて頂いている分を除いてはジカ通販のみで取り扱っております。 自家通販かつ直通販。 …

『増補改訂版 ヴィイ調査ノート』を倒すための御題いくつか

『増補改訂版 ヴィイ調査ノート』(内容はこのエントリ参照)につき、補遺の作成後に集まった情報などを含め、未解決の問題などを雑多に記載しておきます。 メモなので読みづらいかと思いますがご容赦ください。 どなたかにこれらを調査して頂き、ヴィイ本が…

水木しげる「錬金術」 の元ネタについて雑記

思えば自分にはブログがあった、ということでこちらで公開。 水木しげる「錬金術」 ・初出は1967年04月の『ガロ』*1 ・ねずみ男扮する丹角に騙されて「猫の頭などを金に変える方法」を追い求める家族を描いた話 ・12ページで当時小学生だった私の人生観をみ…

『増補改訂版 ヴィイ調査ノート』第二版頒布のお知らせ

【H26.12.02追記】 遅くなりましたがコミティアXありがとうございました。 通販についてはこの記事をご参照ください。 【以上追記、以下本文】Trick or Treat! (「うむ、祟りを鎮めるには生け贄しかあるまい……」の意)11月23日のコミティアX-4にて、『増補改…

『増補改訂版 ヴィイ調査ノート』初版→第二版への主要改訂内容

初版→第二版への主要改訂内容、および補遺のPDFデータ : (改訂内容&補遺)B5にプリントアウトして二つ折りにして本に挟むor貼付 等の遣い方を推奨しております。なお、第二版は◎2014年11月23日(日) ◎コミティアX-4 ◎スペースNo. X407 ◎「しかま家」にて…

『増補改訂版 ヴィイ調査ノート』頒布のお知らせ

【H26.08.31追記】 コミティアありがとうございました。 在庫僅少となったため、通販は終了とさせて頂きます。 再販等の場合はまたこちらからご連絡いたします。 【H26.08.19追記】 夏コミありがとうございました。 次は8/31のコミティアでお会いしましょう…

『増補改訂版 ヴィイ調査ノート』(仮題)のお知らせ

うららかな妖気に春の訪れを感じ心も浮き立つ今日この頃、 皆様いかがお過ごしでしょうか。お蔭様で好評を頂きました『ヴィイ調査ノート』ですが、この度増補改訂版を出すことと致しました。『ヴィイ調査ノート』については過去のエントリ参照ですが、ざっく…

【追記あり】「ホマの話を君は聞いたかい?」 〜コミティアありがとうございました・自家通販始めました

【H25.08.13追記】 残部僅少となったので一旦通販を終了させていただきます、申し訳ありません。 再販の際はこちらにてお知らせいたします。よろしくお願いいたします。 【以上追記、以下本文】 コミティア104にて当スペースにお立ち寄りいただいた皆様、ど…

「そうら、其處にをるぞ!」 〜ヴィイの話に関するお知らせ

と、いうわけで前回予告した通り、同人誌を作ったのでコミティアにサークル参加します。 と言っても友人のサークル「しかま家」さんに間借りですが。 (多分)空前(おそらく)絶後、一冊丸ごとヴィイの本! 謎のロシア妖怪ヴィイについて、日本一のヴィイ男…

「お化けは死なない」ことについて

妖怪はいるだろうか? ――いる、と思ったあなたも、いない、と思ったあなたも、何をもって「妖怪」と判断したのだろう。 我々は何となく妖怪というものを知った気になり、他人との会話でもお互いに意味を確認しあうことなく使い、それで意味が通じている。 し…

「瞼を持ち上げて呉れぇ、見えないわい!」 〜ヴィイの話 2

今回は前回の続きで、ヴィイのお話その2。ちなみに今日、2/29は前回に出た聖人「聖カシヤーン」の記念日です。速水螺旋人さんの『靴ずれ戦線』やら大沢在昌さんの『魔物』あたりに出てきますので、興味ある方はご一読を。というわけで今回も、基本的に本や…

((ヴィヰをつれて來い!ヴィヰを迎へに行け!)) 〜ヴィイの話 1

今回は前回からの予告通り、ヴィイのお話その1。 ……ようやっと、って感じですが。 例によってなんもかんもテキトー極まりないです。テキトーな引用とテキトーな解釈で本当に嘘ばっかりです。マジで本当じゃないですよ。嘘だと思うんなら一つ信じてみたらい…

線外活動、もしくは線外興

ご無沙汰しております。 ここのところこちらの更新がすっかり滞っておりました。 ネタがないわけじゃないんですが、集めてまとめるだけの時間と能力がなく。替わりに、と言っては何ですが、麻野嘉史名義で少々オフライン活動をしておりましたので、その宣伝…

帝都東京・魔法陣レクイエム物語

今日は都市伝説から始まる、ランドスケープなお話。 プロローグ 渋谷の西郷像(正しくはその連れている犬)が皇居の鬼門を守り、ハチ公が裏鬼門を守っている、というのはよく言われることのようで、昨今では「信じるか信じないかはあなた次第です」の人にも…

年始から文字化けが心配な中国妖怪・山魈の話

前置き、という名の御託 謹賀新年。 今年もあるのかないのかわからない程度に更新していければ、と思います。 御覧になっている皆様におかれましては、どうかお見限りなきよう。 さて。 年明け早々、中国に古来より伝わる「山魈」(さんしょう)という妖怪の…

第二回電奇梵唄会に参加したという話をまとめないのとほぼ同じ

土曜深夜から新宿地下でwebアニメ的な何かを語るイベントに出てきました。護法少女ソワカちゃん第二回電奇梵唄会 「如是我聞 核的窮理 はくちょう座X-1」 http://bombaye2.s-dog.net/【会場】新宿ロフトプラスワン 【出演】kihirohito、伊藤剛 他 【開催日】…

室井恭蘭「妖魅本草録」を読んだらしい、と言う話

室井恭蘭「妖魅本草録」(土耳玄書院、昭和31年)先日、あの室井恭蘭の本を読むことが出来たので喜びの余り更新。 某図書館の書庫にある、郷土史家の旧蔵書コレクションの中にさりげなくひっそりと入っていました。 見つけた時は思わず変な声が出ました。別…

世はなべて天狗の仕業

といってもアレでアレなアレではなく。妖怪の方。 至極大雑把に言えば「山の中で何か起こったらそれは天狗の仕業」なわけです、というお話をしようかと思います。もちろんそれで天狗さんの全てが説明できるはずもなく、 「仏教の敵」とか「いやいや仏教の味…

テヅカ・オブ・ザ・デッドというゾンビ映画はどうだろう

0.はじめに またも某護法少女とは関係ないのに伊藤剛な人の話をしてしまう。 伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(NTT出版,2005)に出てくる「キャラ/キャラクター」という分類を、 うまく妖怪に適用できないか考えてみた、というお…

『もっけ』がいかに妖怪好きの心をくすぐったか、と言うお話。

妖怪漫画『もっけ』の話。この漫画に関してはナイトメア叢書「妖怪は繁殖する」(青弓社,2006)*1にて国文学な学者の方が論じておられるし、 伊藤剛*2なども各所で触れているのですが、 そんなこととはまったく関係なく思いの丈など述べてみる次第。 半分以…

先日放送したさるustream放送についてのうろ覚え的覚書。

どこぞの例会でラジオ的なショーをした時のお話。 某氏メインのラジオでゲストのつもりで色々しゃべくってきました。一応ラジオのテーマであったはずの「オカルト的小ネタ」は 全くと言っていいほど思いつかなかったので、 丑年にちなんで件のクダンの話をし…

140字以上のことを書くためだけの場所

飽きたら閉めます。 閉めないまでも放置します。 ぐらいのゆるくてぬるくて軽いスタンスで。主にうろ覚えで妖怪の話とかする予定。